使用済み割り箸がテーブルになる?

文具・オフィス家具の大手メーカー コクヨ が、使用済み割り箸をアップサイクルしたオフィス家具の開発を進めています。パートナーは、カナダ発の循環型製造企業 ChopValue Manufacturing Japan。同社は世界各地で「都市に眠る資源」として割り箸を再利用する取り組みを以前から行っています。

なぜ割り箸?

主な理由のひとつは、日本が世界でも突出して割り箸を使用している国であること。海外でも日本食や中華料理などで使われますが、消費量では日本が圧倒的。だからこそ、この“無駄にされがちな資源”に価値を見出したのです。

どうやって回収するの?

使用済み割り箸の回収には、法的な課題がたくさんあります。現在は複数の自治体と協力し、合法的かつ効率的な回収スキームの構築を模索中。まずはいくつかの地域で成功事例を作り、徐々に全国へ広げていく予定とのことです。

この取り組みはまだ始まったばかりですが、近い将来、オフィスや飲食店、公共スペースで「割り箸回収ボックス」が当たり前の風景になるかもしれません。もしかしたら、今あなたが使っている机も、かつては使い捨ての割り箸だったかもしれませんよ!

もちろん、どんなに素晴らしい循環型のアイディアであっても、「資源は無限ではない」という意識も大切です。割り箸の使用自体を減らすことも、私たち一人ひとりにできる行動のひとつです。

出典:

タグ付けされているもの: Sustainability News Sustainable Daily World News